【完全ガイド】問い合わせが来るサイト vs 来ないサイト - 決定的な違いと今すぐできる改善策

はじめに - 「作ったのに来ない」問題
「ホームページ作ったのに、全然問い合わせが来ない…」
これ、実は非常によくある悩みです。
50万円かけて作ったホームページ。見た目はきれい。でも、月に1件も問い合わせが来ない。
一方で、シンプルなデザインなのに毎月10件以上問い合わせが来るサイトもある。
この違い、何だと思いますか?
答えは 「設計」 です。
見た目のデザインではなく、「誰に、何を伝え、どう行動してもらうか」の設計が、問い合わせ率を決定的に左右します。
問い合わせが来ないサイトの特徴
まず、問い合わせが来ないサイトに共通する特徴を見てみましょう。
特徴①:「会社案内」で終わっている
典型的な構成:
- 会社概要
- 事業内容
- 代表挨拶
- アクセス
- お問い合わせ
これだけのサイト、よく見かけますよね。
問題点:
訪問者は「ふーん、こういう会社なのね」で終わります。
なぜなら、「自分にとってのメリット」が書かれていないからです。
会社案内は、あなたの会社を知っている人には有効です。でも、検索で初めて訪れた人には何の価値も提供していません。
特徴②:お問い合わせへの導線がない
「お問い合わせページ」はあるけど、そこに辿り着くまでに3クリック必要。
ヘッダーの端っこに小さく「Contact」と書いてあるだけ。
問題点:
訪問者は「面倒だな」と感じた瞬間、離脱します。
Webの世界では、3秒ルールという言葉があります。3秒以内に「何をすればいいか」がわからないと、人は離脱するのです。
特徴③:「何をしてくれるか」が不明
「ソリューションを提供します」 「課題を解決します」 「お客様に寄り添います」
…結局、何をしてくれるの?
問題点:
抽象的な言葉は何も伝えていないのと同じです。
訪問者は具体的に「この会社は何をしてくれるのか」を知りたいのです。
特徴④:実績・事例がない
「私たちは素晴らしいサービスを提供しています」
と言われても、信じる根拠がありません。
問題点:
- 導入企業の声がない
- Before/Afterがない
- 数字での実績がない
これでは「本当に大丈夫?」という不安が解消されません。
特徴⑤:表示速度が遅い
クリックしてから3秒以上かかる。
データ:
| 表示時間 | 離脱率 |
|---|---|
| 1秒 | 離脱率7%増加 |
| 2秒 | 離脱率32%増加 |
| 3秒 | 53%のユーザーが離脱 |
(出典:Google調査)
せっかく広告費をかけて集客しても、サイトが遅いと半分以上が逃げるのです。

問い合わせが来るサイトの特徴
では、問い合わせが来るサイトは何が違うのでしょうか。
特徴①:「誰の、どんな悩みを解決するか」が明確
ダメな例: 「様々な課題を解決するソリューションを提供します」
良い例: 「中小企業の経営者様へ。ホームページ制作で悩んでいませんか?」
ポイント:
- ターゲットを絞る:「中小企業の経営者」
- 悩みを具体化:「ホームページ制作で悩んでいる」
- 自分ごと化:「これ、自分のことだ」と思ってもらう
ターゲットを絞ると、「自分向けのサービスだ」と認識してもらえます。
逆に「誰でも歓迎」は、誰にも刺さりません。
特徴②:CTA(行動喚起)ボタンが目立つ
CTAとは: Call To Action(行動喚起)の略。「無料相談はこちら」「資料請求」などのボタンのこと。
良いサイトのCTA配置:
-
ファーストビュー(最初に見える画面)に配置
- スクロールしなくても見える位置
-
各セクションの最後に配置
- 説明を読んだ後に行動を促す
-
固定ヘッダーに常時表示
- いつでもワンクリックで問い合わせ可能
-
スマホでは画面下部に固定
- 親指が届きやすい位置
CTAの文言例:
| 弱い | 強い |
|---|---|
| お問い合わせ | 無料で相談する |
| 資料請求 | 3分で届く資料をダウンロード |
| 送信 | 今すぐ予約を確定する |
具体的で、メリットがわかる文言が効果的です。
特徴③:実績・事例がある
効果的な見せ方:
-
導入企業ロゴ
- 「導入企業100社」より「〇〇株式会社様」の方が信頼感
-
お客様の声(具体的に)
- 「良かったです」ではなく「月間問い合わせが3倍になりました」
-
Before/After
- 数字での変化を見せる
-
導入事例ストーリー
- 課題→解決策→結果の流れ
第三者の評価があると、信頼性が大幅にアップします。
特徴④:「次のステップ」が明確
問い合わせした後、何が起こるかを説明しています。
例:
お問い合わせの流れ
Step 1: フォーム送信(2分)
Step 2: 担当者から24時間以内にご連絡
Step 3: 無料相談(30分、オンラインOK)
Step 4: お見積もり提出(1週間以内)
「問い合わせたらどうなるの?」という不安を解消します。
特徴⑤:表示速度が速い
1秒以内に表示されるサイト。
速いサイトの技術的特徴:
- 画像の最適化
- 不要なスクリプトの削除
- CDN(コンテンツ配信ネットワーク)の活用
- 静的サイトジェネレーターの使用
私たちの実績:
QUESTのサイトは0.5秒以下で表示されます。

今すぐできる改善ポイント
大規模なリニューアルをしなくても、すぐにできる改善があります。
改善1:トップページに「こんな悩みありませんか?」を追加
ファーストビューの下に、ターゲットの悩みを列挙します。
例:
こんな悩みありませんか?
□ ホームページを作ったのに問い合わせが来ない
□ 制作会社の見積もりが高すぎる
□ 何から始めればいいかわからない
訪問者が「そう!それ!」と思えば、読み進めてくれます。
改善2:各ページの最後にCTAボタンを設置
ページを読み終わった人は、行動する準備ができています。
そのタイミングで「無料相談はこちら」のボタンを配置。
ボタンのデザイン:
- 背景色を目立たせる(サイトの基調色と補色に)
- サイズは十分に大きく(スマホで親指で押せるサイズ)
- 文言は具体的に(「送信」ではなく「無料で相談する」)
改善3:お客様の声を1件でも載せる
完璧な事例集がなくても、まずは1件から。
載せるべき要素:
- お客様の名前(可能なら顔写真)
- 会社名・業種
- 具体的な成果(数字があればベスト)
- 導入前の課題
- 選んだ理由
例:
「問い合わせが月3件から月15件に増えました。表示速度が速くなったのが大きかったと思います」
株式会社〇〇 代表取締役 山田太郎様
改善4:問い合わせフォームを簡素化
入力項目が多いと、途中で離脱します。
必須項目は最小限に:
- 名前
- メールアドレス
- お問い合わせ内容
電話番号や会社名は「任意」にする、または後から聞く。
改善5:スマホ表示を確認する
2025年現在、Webアクセスの70%以上がスマートフォンです。
チェックポイント:
- 文字サイズは読みやすいか
- ボタンは押しやすいか
- 画像は正しく表示されるか
- 横スクロールしないか
- フォームの入力は簡単か
問い合わせ率を上げる「心理学」
Webマーケティングには、心理学の知見が活用されています。
社会的証明(Social Proof)
「他の人もやっている」と安心する心理。
活用方法:
- 導入企業ロゴを並べる
- 「月間100社以上が利用」
- お客様の声を掲載
希少性(Scarcity)
「限定」「今だけ」に弱い心理。
活用方法:
- 「今月限定で初期費用無料」
- 「残り3枠」
- 「キャンペーン終了まであと5日」
権威性(Authority)
専門家や有名人の推薦を信じる心理。
活用方法:
- 資格・認定の表示
- メディア掲載実績
- 受賞歴
返報性(Reciprocity)
何かをもらったらお返ししたくなる心理。
活用方法:
- 無料の資料ダウンロード
- 無料診断ツール
- 役立つブログ記事
一貫性(Commitment)
一度決めたことを貫きたい心理。
活用方法:
- 小さなYesから始める(メルマガ登録→資料請求→問い合わせ)
- ステップを分ける
問い合わせ率の目安
「うちのサイト、問い合わせ率は普通なの?」
業界平均と比較してみましょう。
CVR(コンバージョン率)の目安
| 業界 | CVR平均 |
|---|---|
| BtoB全般 | 2〜5% |
| ECサイト | 1〜3% |
| サービス業 | 3〜8% |
| 不動産 | 1〜3% |
| 医療・クリニック | 5〜10% |
計算方法:
CVR = 問い合わせ数 ÷ サイト訪問者数 × 100
例:月間1,000訪問で10件の問い合わせ
CVR = 10 ÷ 1,000 × 100 = 1%
改善の目標
- 1%未満:改善が必要
- 1〜3%:平均的
- 3〜5%:良好
- 5%以上:優秀
1%から3%に改善するだけで、問い合わせは3倍になります。
まとめ
ホームページは「作って終わり」ではありません。
問い合わせが来ないサイトの特徴:
- 会社案内だけで終わっている
- 問い合わせへの導線がない
- 何をしてくれるか不明
- 実績・事例がない
- 表示速度が遅い
問い合わせが来るサイトの特徴:
- ターゲットと悩みが明確
- CTAが目立つ位置にある
- 実績・お客様の声がある
- 次のステップが明確
- 表示速度が速い
今すぐできる改善:
- 「こんな悩みありませんか?」を追加
- 各ページにCTAボタンを設置
- お客様の声を1件でも載せる
- 問い合わせフォームを簡素化
- スマホ表示を確認
「誰に、何を伝え、どう行動してもらうか」 を設計することが大切です。
次のステップ
「うちのサイト、診断してほしい」
QUESTでは、ホームページの無料診断を実施しています。
- 現状の問題点を洗い出し
- 改善優先度をアドバイス
- 具体的な改善案を提示
著者プロフィール
てんちょー(合同会社QUEST 代表)
普段はSIerで経営企画部員として働きながら、週末起業で高校時代の友人と共同創業。表示速度0.5秒のコーポレートサイトを構築し、設計重視のWeb制作を実践。
