【徹底解説】「とりあえずWordPress」が失敗する3つの理由と、2025年に選ぶべき選択肢

はじめに - 「とりあえずWordPress」の罠
「ホームページを作りたいんだけど、何がいい?」
この質問に対して、多くの人がこう答えます。
「とりあえずWordPressでいいんじゃない?世界で一番使われてるし」
確かに、WordPressは世界のWebサイトの43%以上で使われているNo.1 CMSです。
しかし、 「とりあえず」で選ぶと、後から痛い目に遭う ことが少なくありません。
この記事では、WordPress選定で失敗する3つの理由と、2025年時点での最適な選択肢を解説します。
失敗理由①:セキュリティ対策が大変
なぜWordPressは狙われるのか
WordPressは世界中で使われているからこそ、ハッカーにとって効率の良いターゲットです。
一度脆弱性を見つければ、世界中の数百万サイトに対して同じ攻撃が可能だからです。
実際に起きる攻撃
| 攻撃タイプ | 内容 | 被害 |
|---|---|---|
| プラグイン脆弱性 | 古いプラグインの穴を突く | サイト乗っ取り、情報漏洩 |
| ブルートフォース | 管理画面への不正ログイン試行 | 管理権限の奪取 |
| マルウェア挿入 | 悪意のあるコードを埋め込む | 訪問者への被害拡散 |
| サイト改ざん | コンテンツを書き換える | 信用失墜、SEO被害 |
必要な対策(一例)
- WordPress本体の定期アップデート
- 全プラグインの定期アップデート
- セキュリティプラグインの導入・設定
- 管理画面URLの変更
- 二段階認証の導入
- 定期的なバックアップ
- SSL証明書の設定
- WAF(Web Application Firewall)の導入
これらを継続的にやり続ける必要があります。
「作ったら終わり」ではなく、 「作ってからが本番」 なのがWordPressです。
放置するとどうなるか
実際にあった事例:
2年間放置していたWordPressサイトが、ある日突然「このサイトは危険です」とブラウザに警告されるように。調べてみると、古いプラグインの脆弱性を突かれ、マルウェアが仕込まれていた。復旧に30万円以上かかった。
失敗理由②:表示速度が遅くなりがち
プラグイン地獄
WordPressの魅力は「プラグインで何でもできる」こと。
しかし、これが諸刃の剣になります。
よくあるプラグイン構成:
| カテゴリ | プラグイン例 |
|---|---|
| セキュリティ | Wordfence, SiteGuard |
| SEO | Yoast SEO, All in One SEO |
| フォーム | Contact Form 7 |
| バックアップ | UpdraftPlus |
| キャッシュ | WP Super Cache |
| 画像最適化 | EWWW Image Optimizer |
| ページビルダー | Elementor |
| スライダー | Smart Slider 3 |
| SNS連携 | Jetpack |
| アナリティクス | MonsterInsights |
気づいたら10個以上のプラグインが動いている状態に。
表示速度への影響
プラグインが増えると:
- サーバーへのリクエストが増加
- JavaScriptの読み込みが増加
- データベースへのクエリが増加
- 結果:表示に3秒以上かかる
ビジネスへの影響
表示速度が遅いと、ビジネスに直接影響します。
| 遅延 | 影響 |
|---|---|
| 1秒遅延 | コンバージョン率 7%低下 |
| 2秒遅延 | 直帰率 32%増加 |
| 3秒遅延 | 53%のユーザーが離脱 |
参考:Google調査
せっかく広告費をかけて集客しても、サイトが遅いと逃げられるのです。

失敗理由③:結局カスタマイズに費用がかかる
「無料で始められる」の罠
WordPressは無料です。でも、実際に使えるサイトにするには:
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| レンタルサーバー | 月500〜2,000円 |
| 独自ドメイン | 年1,000〜3,000円 |
| 有料テーマ | 1〜3万円 |
| 有料プラグイン | 年1〜2万円 |
| SSL証明書 | 無料〜年数万円 |
初期費用で3〜5万円程度はかかります。
カスタマイズの壁
「もうちょっとここを変えたい」
この要望が出たとき、問題が発生します。
自分でやろうとすると:
- PHPの知識が必要
- テーマのコードを読み解く必要がある
- 下手にいじるとサイトが壊れる
外注しようとすると:
- 「ボタンの色を変えたい」→ 見積もり5万円
- 「お問い合わせフォームを追加」→ 見積もり10万円
- 「ブログのレイアウトを変更」→ 見積もり15万円
「ちょっとした変更」のはずが、積み重なると数十万円になります。
2025年に選ぶべき選択肢
では、何を選べばいいのでしょうか。
用途別おすすめプラットフォーム
| 用途 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| とにかく早く公開したい | Wix, STUDIO | ノーコードで即公開 |
| 表示速度を重視 | Next.js + Vercel | 最速レベルの表示速度 |
| ブログを本格運用 | WordPress(覚悟を持って) | SEO・コンテンツ管理に強い |
| ECサイト | Shopify | EC特化、決済も簡単 |
| シンプルな会社サイト | STUDIO, Wix | 更新も簡単、保守不要 |
Next.js + Vercel の魅力
私たちQUESTでは、Next.js + Vercelでコーポレートサイトを構築しています。
メリット:
| 項目 | WordPress | Next.js + Vercel |
|---|---|---|
| 表示速度 | 2〜3秒 | 0.5秒以下 |
| セキュリティ対策 | 継続的に必要 | ほぼ不要 |
| サーバー代 | 月500〜2,000円 | 無料(Hobby)〜月20ドル |
| 保守費用 | 月5,000〜1万円 | ほぼ0円 |
| 更新の手間 | プラグイン管理必要 | GitHubにプッシュするだけ |
実際の費用比較(年間):
| 項目 | WordPress | Next.js + Vercel |
|---|---|---|
| サーバー・ホスティング | 24,000円 | 0円(無料枠) |
| 保守・アップデート | 60,000円 | 0円 |
| セキュリティ対策 | 30,000円 | 0円 |
| 合計 | 114,000円 | 0円 |
※ Next.js + Vercelは無料枠の範囲内で運用した場合

WordPressを選ぶべきケース
それでもWordPressを選ぶべきケースもあります。
-
大量のブログ記事を運用する場合
- 投稿管理機能が充実
- SEOプラグインが豊富
-
複数人で記事を編集する場合
- ユーザー権限管理が簡単
- 下書き・レビューワークフローが整備
-
WordPressに詳しいスタッフがいる場合
- 社内で保守・運用が完結
- 外注費用がかからない
WordPress以外の選択肢詳細
Wix
向いている人: 非エンジニア、すぐに公開したい人
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 無料〜月2,000円程度 |
| 難易度 | 簡単(ドラッグ&ドロップ) |
| 表示速度 | 普通 |
| カスタマイズ性 | 限定的 |
| SEO | 基本的な対応は可能 |
STUDIO
向いている人: デザインにこだわりたい人、日本語サポート重視
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 無料〜月5,680円(Mini: 590円〜) |
| 難易度 | やや簡単 |
| 表示速度 | 速い |
| カスタマイズ性 | 高い(ノーコードの中では) |
| SEO | 対応可能 |
Shopify
向いている人: ECサイトを運営したい人
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 月33ドル〜 |
| 難易度 | 簡単 |
| 表示速度 | 速い |
| 決済機能 | 標準搭載 |
| 在庫管理 | 標準搭載 |
Next.js + Vercel
向いている人: 表示速度を重視、技術的なサポートがある人
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 無料〜月20ドル |
| 難易度 | 高い(開発者向け) |
| 表示速度 | 最速クラス |
| カスタマイズ性 | 無限 |
| SEO | 最適化しやすい |
まとめ
WordPressは素晴らしいツールですが、「とりあえず」で選ぶものではありません。
失敗する3つの理由:
- セキュリティ対策が大変
- 表示速度が遅くなりがち
- 結局カスタマイズに費用がかかる
選ぶ前に考えるべきこと:
- サイトの目的は何か?
- 誰が更新・保守するか?
- どの程度の表示速度が必要か?
- 予算(初期・ランニング)はいくらか?
目的に合わせて選択肢を検討することで、コストも手間も最小限にできます。
次のステップ
「うちのサイト、どうすればいい?」
QUESTでは、ホームページのプラットフォーム選定から構築までサポートしています。
- 無料相談で現状診断
- 用途に合わせた最適なプラットフォーム提案
- 構築から運用までワンストップ対応
著者プロフィール
てんちょー(合同会社QUEST 代表)
普段はSIerで経営企画部員として働きながら、週末起業で高校時代の友人と共同創業。Next.js + Vercelでコーポレートサイトを構築し、表示速度0.5秒、保守費用ゼロを実現。


